秋 の 彼 岸
先日 今年も実家のお墓参りに行ってきました。
お彼岸は、インドなど他の仏教国にはない日本だけの行事だそうです。
彼岸には、3月の春彼岸と9月の秋彼岸があり、秋の彼岸は秋分の日(9月23日頃。その年により
変動)を中日とした前後3日、合わせて7日間を言います。最初の日を「彼岸入り」「彼岸の入り」
と呼び、秋分の日を「彼岸の中日」、最後の日を「彼岸明け」と呼びます。
仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界・あの世を彼岸といい、その反対側の私たちが
いる迷いや煩悩に満ちた世界・この世を此岸(しがん)といい、彼岸は西に、此岸は東にあるとさ
れており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、あの世とこの世彼岸と此岸がもっとも
通じやすくなると考え、お彼岸にお墓参りに行き先祖供養をするようになったそうです。
秋の彼岸には、必ずと言っていいほど、各所に彼岸花が咲いています。彼岸花の別名「曼珠沙華
(まんじゅしゃげ)」は、サンスクリット語で天界に咲く花という意味で、おめでたい事が起こる兆
しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典に書かれているそうです。
KZJ.S
2024年 9月 26日