~平成30年度の年末調整について~
肌寒く感じることがある今日この頃ですが、早いものでそろそろ年末調整のことを考えないといけない時期になりました。
年末調整においては、いかに事前準備をするかが間違いを少なくする大きなポイントとなります。また、例年変更箇所等もありますので、今からしっかり準備していきましょう!
〇平成30年度の年末調整の変更点
1、給与所得者の保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書が2枚に分離
⇒29年まで1枚ものだったのが、保険料の控除部分と配偶者控除の部分に2枚に分かれるというということです。配偶者控除については、内容も変更となっていますので、注意が必要です。
2、ネット発行の控除証明書も可能に
⇒実務作業には大きな影響はないかと考えますが、従業員から預かる保険会社の控除証明書が
ハガキ・封書以外の場合もありえるということです。
3、源泉徴収簿の様式変更
⇒配偶者控除額の記載箇所の変更により、若干の様式変更がありますが、ソフト等を使って年末
調整される場合はそれほど気になさらなくてもいいと思います。(手書きで作成される場合は
注意してください。)
4、扶養控除申告書等の様式変更
⇒平成30年分の各様式では、配偶者については「源泉控除対象配偶者」を記載することとされました。
(注)源泉控除対象配偶者とは、所得者(合計所得金額が900万円以下である人に限ります。)
と生計を一にする配偶者で、合計所得金額が85万円以下である人をいいます。
以上が大きな変更点となります。詳しくは国税庁のホームページ
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/nencho2018/01.htm
もしくは、当事務所までご確認ください。
税理士 寺前
2018年 10月 30日