言霊
《言霊》って聞いたことありますか?
ググってみると
「日本においては、言葉に宿ると信じられた霊的な力の事」
一般的には《言霊》だけど《事霊》って書くこともあるそうです。
《言》と《事》は同じ概念と考えられているみたいです。
古くは、万葉集にも柿本人麻呂・山上憶良らの歌人が《言霊》や《事霊》を歌に詠んでるんです(@_@)
(※万葉集は現存する日本最古の歌集 作成時期:奈良時代)
よい言葉を言い続けると、行動や表情に現れ結果が良くなる!! だから、言と事は同じ概念なんですね~。
ノーベル平和賞のマザー・テレサさんは次の様な言葉をおっしゃってます。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか人生になるから。
これも《言霊》《事霊》ですよね。
普段何気なく使っている言葉にも《言霊》《事霊》ありました。
我が家では仕事に行く時それ以外でも外出する時や帰宅した時は、必ず両親と「行ってきます」「いってらっしゃい」・「ただいま」「おかえり」と挨拶をします。うん十年続けている事なので何も気に留めなかった言葉ですが、これが《言霊》《事霊》です。
大昔は旅に出るのは命がけの一大行事なので、「行ってきます」は「行きます」「帰って来ます」を合わせた言霊、「いってらっしゃい」は「行く」「いらっしゃい」(※いらっしゃい=来ての尊敬語)を合わせた言霊です。無事に帰りますようにと祈りを込めた言葉だそうです。
「行ってきます」による約束を果たした言葉が「ただいま」、約束を守って帰って来てくれてありがとうの感謝の言葉が「おかえりなさい」 だそうです。そう言う意味があったなんて初めて知りました。
言葉は自身だけでなく周りの人も、幸にも不幸にもしてしまいます。自分の言葉に責任を持って行動して行かなくてはならないと実感しました。
kzj.Hiro
2017年 9月 11日